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三国志
2009年04月21日 (火) | 編集 |
評価☆☆
「三国志」
吉川英治歴史時代文庫
吉川英治 著

講談社文庫:全8巻




【本の紹介】

中国では後漢の時代、政治の腐敗し、民衆は苦しんでいました。
やがて、民衆は「黄巾の乱」とよばれる中国全土におよぶ大乱を起こします。

後漢の霊帝は、張角をはじめとするの反乱軍の討伐に乗り出します。
大将軍の何進に大軍を与え、張角を追い詰めていきます。

一方、漢王室の末裔である劉備は、「桃園の誓い」で関羽と張飛のふたりと義兄弟の契りを交わします。
劉備は義勇軍を立ち上げ、名を上げました。

後漢は各地で黄巾賊を打ち破り、大乱の平定を成し遂げます。
しかし、大乱は後漢を衰退させ、各地に武装化した勢力を台頭させることになるのです。

中国は群雄割拠の時代へと突入していきます。


【感想】

いわずと知れた魏・呉・蜀の「三国志」。
「赤壁の戦い」にスポットをあてた映画レッドクリフが話題です。
映画を見て、「三国志」を読むきっかけとなった人は幸運です。
これから8巻分のボリュームを堪能できるのができるのですから。

「三国志」を子どもの頃にマンガや児童文庫で読んだ人も多いはずです。
ストーリーの結末も、「桃園の誓い」や「三顧の礼」といった一大イベントも、三国志ファンなら誰もが知っていることでしょう。
ですが、「三国志」には数多くの感動的なイベントが散りばめられています。
知らなかったエピソードと出会えるかもしれません。

そして、ストーリーが分かっていても、楽しさが薄れることはありません。
むしろ、お馴染みの武将の登場が登場するたびに、テンションがあがります。

劉備、曹操、孫権、関羽、張飛、趙雲、呂布、孔明、周瑜・・・

魅力的な武将たちがあなたとの出会いを待っています。









異戦国志
2009年04月12日 (日) | 編集 |
評価☆
「異戦国志」 全13巻
仲路さとる 著 (学習研究社)





【本の紹介】

もし、織田信長が「本能寺の変」で死んでいなかったら・・・
戦国武将の織田信長が「本能寺の変」を生き延びたという設定の歴史シミュレーション小説です。

信長は「本能寺の変」で重症を負いますが、人知れず生き延びるのです。
一方、秀吉は明智光秀を討ち取り、天下取りの足がかりとします。

ようやく、天下への道が見えてきた頃、信長の生存が判明します。
身の危険を感じた秀吉は、信長に反旗を翻します。

信長が生存は、徳川家康の運命も揺さぶります。
戦国時代の主要3人の運命が変わることで、史実とは全く違う歴史が幕を開けて・・・

本作は第1回歴史群像大賞受賞。
全13巻の他に、外伝も発表されています。


<タイトル>
 第1巻  信長死せず
 第2巻  真田風雲録
 第3巻  九州群雄伝
 第4巻  大坂落城
 第5巻  九州大返し
 第6巻  政宗起つ
 第7巻  家康謀叛
 第8巻  関東擾乱
 第9巻  真田血戦譜
 第10巻 争覇関ヶ原
 第11巻 旌旗散ず
 第12巻 将星乱舞
 第13巻 天下一統


【感想】

戦国時代好きには、たまらないシリーズです。
全13巻とボリューム満点です。

架空世界だからこそ、織田信長VS豊臣秀吉、織田信長VS徳川家康といった夢の対決も実現します。
おなじみの歴史上の人物が登場しながら、先の読めない展開は、最高のエンターテイメントだと思います。

戦国時代ファンや今流行りの戦国ゲーム好きならば、この本は買いでしょう。
歴史を扱った内容ですが、サクサク読めます。

カバー画がビジュアル系だと、歴女が殺到したと思うのですが・・・

ただし、あまりにも歴史に詳しすぎると、「これちょっとおかしい」と思うこともあるでしょう。
そこは大目に見て、もうひとつの戦国時代を楽しんではいかがでしょうか。


【この本の関連商品】

1,文庫本(本編)
   

2,文庫本(外伝)
   









ブルボンの封印
2009年04月12日 (日) | 編集 |
評価☆☆
「ブルボンの封印」
藤本ひとみ 著 (新潮社)





【本の紹介】

中世ヨーロッパが物語の舞台です。

主人公のマリエールは、赤子の頃に拾われて育てられました。
肩には謎の刻印があります。
マリエールの人生を一転させたのは、恋する貴公子の存在です。
「謎のすべてを、自分の手で解いてみろ」
貴公子の言葉でマリエールの人生は動きはじめるのです。

やがて、物語はフランス・ルイ王朝の陰謀が渦巻く世界へと流れ込んでいきます。
ちなみに、1993年には宝塚歌劇団の公演にもなりました。
雪組の一路真輝、紫とも、高嶺ふぶき他が出演しました。


【感想】

「ブルボンの封印」は、有名な鉄仮面伝説を新しい解釈で描いた作品です。
鉄仮面をつけたまま牢獄で人生を終えた気品ある男。
男の正体は謎に包まれたままで、鉄仮面伝説として語り継がれていきます。

この鉄仮面伝説は「ダルタニャン物語」でも扱われています。
鉄仮面伝説を知らない方が新鮮で楽しめると思います。

物語のもうひとつの軸は、主人公をめぐる恋模様です。
歴史とミステリーが好きで、恋愛物が読みたい人には、ストライクな作品です。

少女マンガっぽい雰囲気も感じます。
現に少女マンガ化もされています。

もちろん、男性の方も楽しめます。
本の解説を担当した常盤新平は、「酒場で中年サラリーマンにおもしろいと力説された」と語っています。

世界観がしっかりしているからこそ、壮大な歴史小説として成立しているのです。

著者が中世ヨーロッパをモチーフにした作品は他にもあります。
ヨーロッパ三部作といわれ、「逆光のメディチ」「ハプスブルクの宝剣」があります。
私は、「ブルボンの封印」が断トツに好きです。


【この本の関連リンク】

ブルボンの封印Wikipedia


【この本の関連商品】

1,文庫本
   

2,漫画