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半島を出よ
2009年04月12日 (日) | 編集 |
評価☆☆
「半島を出よ」
村上龍 著 (幻冬舎)





【本の紹介】

近未来の2011年(発表は2005年)が舞台です。
日本は経済が悪化し、国際社会でも孤立しています。

そんな中、北朝鮮の特殊部隊が福岡ドームを占拠します。
北朝鮮部隊は、野球観戦中の3万人を人質にとり、簡単に福岡を制圧してしまいます。
日本政府からの「福岡独立」を目論む北朝鮮部隊は、次第に支配を確固たるものとしていきます。

右往左往する日本政府にかわって、北朝鮮部隊に立ち向かうのは、犯罪歴をもつ少年たちです。
イシハラという男のもとに集まった少年たちは、戦いの準備を進めていきます。

毎日出版文化賞、野間文芸賞を受賞した大作です。


【感想】

凄まじい小説です。
圧倒的な1,000ページでした。

物語では、福岡をあっけなく北朝鮮に制圧されてしまいます。
「小説の話だから」では済まされないほどのリアリティーがあります。
外交下手で危機対応に弱い日本社会の現実をみていると、「もしかすると、ありえる話かも」と思わされます。
空想世界の物語ではなく、シミュレーション小説だと感じました。

北朝鮮に関する記述も、膨大な資料にもとづいているだけあり、興味深く読めました。
一兵士も主要人物となっていて、北朝鮮の実態も知ることができます。

後半は、北朝鮮部隊と戦う少年たちにスポットがあたります。
戦うのは自衛隊ではなく、ドロップアウトした少年たちです。

少年ひとりひとりの異質ともいえる内面が掘り下げられていきます。
戦闘の素人である少年たちと、プロフェッショナルの北朝鮮部隊との死闘は、手に汗にぎる展開です。

読後は、平和な日常の崩壊が怖くなりました。
ちょっとした歯車のズレで、平和は簡単に失われそうに思え、身震いがしました。


【この本の関連リンク】

半島を出よWikipedia

【この本の関連商品】

1,単行本
   

2,文庫本
   










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