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総門谷
2009年07月14日 (火) | 編集 |
評価☆
「総門谷」
高橋克彦 著

単行本:
文庫本:講談社文庫(1989年)




【総門谷の紹介】

1986年、岩手県で相次いでUFOが目撃されます。
UFO事件をめぐっては、謎の焼死体が発見され、自殺者までも出てしまいます。
その舞台裏では、謎の組織が見え隠れしていました。

南アメリカから帰国した主人公の顕は、超能力を駆使して、謎の組織に迫ります。
顕の前に立ちはだかるのは、歴史上の有名人物たちでした。
恐るべき敵との壮絶な戦いが始ります。


【総門谷の感想】

このサイトは、いくつかの本を紹介したくて開設しました。
その中の1冊が「総門谷」なのです。

特徴はド迫力の厚さです。
なんと、普通の文庫本の2冊分の778Pが一冊になっているのです。

外見に負けず、中身も恐ろしく濃厚です。
UFO、超能力、アトランティスの遺産、クローン人間・・・
伝奇小説が好きな人であれば、興奮を抑えきれないワードが続出します。
まさに、伝奇小説のオールスターです!

ワクワクが最高潮に達するのは、意外にも物語の序盤です。
不可思議な現象が起こり、謎の組織が暗躍している。
国家レベルの関与も感じられる。死者も出る。
次第に、本から離れられなくなってしまいます。

半村良が好きな人は、間違いなくビンゴです!
こんなにも面白い本をなぜ今まで紹介しなかったのか?
万人受けしないからです。
超常現象に興味がなく、超能力やUFOと聞くと鼻で笑ってしまう人にとっては、単なる胡散臭い小説と感じるでしょう。
「バカバカしいと思っている人」にとって、分厚い本を読破することは困難です。

素晴らしい伝奇小説なのですが、個人的な不満をひとつ。
歴史上の偉人が登場するのですが、彼らはとても器が小さく、あっけなく敗れてしまいます。
せっかくの材料が台無しです。
そのため、やっつけ仕事のような戦いが繰り広げられ、新鮮さがありませんでした。
非常に惜しいです!

この本こそ映画に向いていると思います。
ハリウッドに売り込みしてはいかがでしょうか?


【続編も紹介】

続編として、「阿黒篇」「鵺篇」「小町変妖篇」「白骨篇」があります。

  

物語の舞台は現代から過去にさかのぼります。
「総門谷」の登場人物の先祖らしきキャラが活躍します。
歴史が要素に加わることから、期待していたのですが、残念な結果に終わってしまいました。

決して面白くないという訳ではありません。
「総門谷」のインパクトが大きすぎて、比較すると、遠く及ばないのです。
やはり、初代「総門谷」は偉大です。







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