おもしろい本やマンガ、役立つ実用書を探して本屋を歩き回っていませんか?もうそんな必要ありません!!みなさんが選ぶ最強に面白い1冊を紹介するコーナーもスタート!
夜は短し恋せよ乙女
2009年04月25日 (土) | 編集 |
評価△
「夜は短し歩けよ乙女」
森見登美彦 著

単行本:角川書店
文庫本:角川文庫

第20回山本周五郎賞受賞
2007年度本屋大賞第2位




【本の紹介】

京都大学の男子学生は、後輩の「黒髪の乙女」に恋しています。
少しでも「黒髪の乙女」に近づけるように、彼女の行く先を聞きつけては追いかけていきます。
夜の河原町界隈からはじまり、大学祭で盛り上がる京都大学、さらには寺社の古本市まで。

「黒髪の乙女」の現れる先では、奇妙な出来事が起こります。
そこに居合わせた男子学生も、巻き込まれていきます。

古都・京都を舞台にした独特な世界観をもつ小説です。


【感想】

この小説は、ラブコメディーといわれていますが、冷静に考えると、ストーカー小説です。
男子学生は、「黒髪の乙女」が現れそうな場所に先回りして、偶然を装い、出会うのです。
これが何度も続くのです。
どう考えてもストーカーです。

一方、「黒髪の乙女」もバレバレのストーカー行為に気付かないとは、天然っぷりが炸裂しています。
確かに、天然で無邪気で能天気な性格は「黒髪の乙女」の魅力です。
「黒髪の乙女」は、きっと著者の理想の女性像なのだと思います。
間違いありません。

さて、この小説では、奇妙な出来事と舞台の京都を上手く融合しています。
目の前に京都の情景が広がりそうになります。
また、奇妙な出来事も、決して京都にとって違和感を感じさせないものばかりです。

クライムノベルなど読むだけで心に影を落とす小説が多い中、この小説は童話のようなやさしいい雰囲気に包まれています。
京都や宮沢賢治が好きな人は、間違いなく買いです。

繰り返しになりますが、一歩間違えるとストーカー小説です。
世の中のもてない君たちが本を真似てストーキングしないように祈るばかりです。


【この本の関連商品】

1,単行本


2,文庫本










コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック