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サクリファイス  近藤史恵
2011年08月04日 (木) | 編集 |
評価☆

「サクリファイス」
近藤 史恵 著

新潮文庫



大藪春彦賞受賞作


【サクリファイスの紹介】

主人公の白石は、プロの自転車ロードレース選手。
同じチームのメンバーとともに、国内外の大会に挑みます。

ある大会で、白石は幸運にも暫定トップで前半の数日を終えます。
しかし、チームの先輩選手から、エース・石尾の疑惑を聞かされます。

石尾は数年前に、若手選手にエースを奪われると警戒し、事故を装って彼を再起不能にしたというのです。
疑惑に悩みながらも、白石はレースに挑みます。

そして、新たな惨劇が。。。


【サクリファイスの感想】

自転車のプロ選手といえば、真っ先に競輪選手を想像しませんか?
しかし、この小説ではマイナーな自転車のロードレースを描いています。

自転車のロードレースは、単に個人の順位を競うものではありません。
チームのエースを優勝させるために、他のメンバーはエースのフォローに全力を尽くすのです。
メンバーの献身があってこそ、エースは表彰台に登ることが出来るのです。

主人公の白石は、エースのサポート役としてレースに出場します。
そもそも、大半のレース競技は自分自身のタイムを競うものなのに、他人を勝たせるために出場することに驚かされます。
また、ロードレースには、風の抵抗を受けて負担の大きい先頭を交互に代わるという暗黙のルールも存在します。

白石はエースを勝たせようとしますが、意図せずに上位を狙えるポジションを得てしまうのです。
さらに、このレースで活躍すれば、海外の名門チームに移籍できるという噂を耳にします。
白石の役目はエースを勝たせることですが、迷いが生じてしまいます。

「自転車ロードレースって、こんな競技だったのか!」と、レースの展開だけでも楽しめます。
激しいスポーツで呼吸と筋肉が悲鳴をあげる感覚に快感をおぼえたことのある人なら、小説の世界観にどっぷりとつかることが出来るはずです。

ミステリーのジャンルに属していますが、「これってスポーツ小説ではないの?」とも思います。
もちろん、ミステリーとしても楽しめますが、読んでるだけで筋肉痛になりそうなこの本は、やはりスポーツマンに最もオススメしたい一冊です。



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