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DIVE!!
2009年04月16日 (木) | 編集 |
評価☆
「DIVE!!」
森絵都 著

単行本:講談社 全4巻
文庫本:角川文庫 上下巻




【本の紹介】

「飛込み競技」にすべてをかけた少年たちの物語です。

主人公の知季が通うダイビングクラブには、存続の危機が訪れていました。
クラブが存続するには、所属選手がオリンピックに出場することが条件です。
遥かに遠い目標に思えますが、選手層の薄い飛込みなら、知季にとっても可能性はゼロではありません。
女コーチの夏陽子から指導を受けながら、知季はオリンピックを目指してハードな練習に取り組んでいきます。

そんな知季の前に、豪快なダイブが持ち味の少年・飛沫が現れます。
さらに、飛込み界のサラブレットといわれる要一。
ライバルの存在により、知季は飛躍的な成長をみせます。

少年たちは、高さ10mの飛込み台から水面までの1.4秒に青春を捧げていくのです。

第52回小学館児童出版文化賞を受賞しました。
2008年には映画化しました。


【感想】

ただ飛込むだけのスポーツなのに、どうしてこんなに面白いのだろう?
不思議な小説でした。

素人からみると、飛込みは何人もの選手が次々と飛込むだけで退屈な競技に感じます。
興味がなければ、観戦するのも退屈だと思います。
そんな競技をあえて著者は活字にしたのです。
しかも、現実の競技を観戦するよりも、確実に面白いのです。

それには、秘密があります。
秘密とは、少年たち一人ひとりにドラマがあることです。
例えば、知季のライバル・要一は、日本水泳連盟のイメージ戦略に利用されそうになります。
その見返りに、オリンピック代表の座を手に入れるチャンスがありました。
しかし、要一はそのチャンスを蹴飛ばし、自分の実力で代表を掴み取ることを選びます。

少年たちのドラマを知ってるからこそ、楽しむことができるのです。
フィギアスケートであれば、無名選手と浅田真央選手の演技を見るときでは、全く違うテンションになりませんか?

「DIVE!!」では、浅田真央、安藤美姫、キムヨナといった注目選手たちの演技を観戦するような感覚で、知季、飛沫、要一の飛込みを読むことができるのです。
物語で描かれている少年たちの努力や葛藤、恋愛、友情は、飛込みシーンをおいしくするためのスパイスなのです。

「DIVE!!」は「すべてを注いで夢中になれる何か」がほしくなる小説であることをお伝えします。


【この本の関連商品】

1,単行本
         

2,文庫本
   

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おっぱいバレー
2009年04月12日 (日) | 編集 |
評価△
「おっぱいバレー」
水野宗徳 (泰文堂)





【本の紹介】

映画「おっぱいバレー」の原作本です。

新任教師の寺嶋美香子(映画の配役は綾瀬はるか)は、赴任先の中学校で男子バレー部の顧問になります。
ところが、部員たちはやる気がなくて、Hなことばかり考えています。
寺嶋は部員のやる気を出そうと、あることを約束します。
それは、「試合に勝ったら、おっぱいを部員に見せる」ことです。

部員はおっぱいを見るために、猛烈な勢いで練習に励んでいきます。
試合の行方は?
そして、おっぱいの行方は・・・


【感想】

表紙の中学生たちは、体操服の中にバレーボールを2個入れています。
「おバカ・・・」思わず、つぶやいてしまいます。
かなり恥ずかしい表紙です。
おかげで、書店で恥ずかしい想いをしてしまいました。

ストーリーは、部員がおっぱい目当てに頑張っていくという一本道の展開で、ちょっと退屈でした。
おっぱいへの執着心が笑えますが、小笑というとこでしょうか。
おっぱいネタという以外は、ありきたりの青春小説です。

素人同然だったバレー部員が数ヶ月の特訓で強豪校と互角に戦うことにも、違和感をおぼえました。
バレー小説としても厳しいものがあります。
タイトル勝ちの小説ではないでしょうか。

とはいっても、映画化されるだけあって、最後まで読ませる力のある本です。


【この本の関連リンク】

映画おっぱいバレー公式サイト

おっぱいバレーWikipedia


【この本の関連商品】

1,単行本


2,文庫本(全2巻)