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伝える力  池上彰
2010年09月28日 (火) | 編集 |
評価△
「伝える力」
池上彰 著

PHPビジネス新書(2007年5月)




【「伝える力」の紹介】

ニュースのわかりやすい解説で大人気の池上彰さんの著書。
発刊から3年経っていますが、最近の池上彰さんの活躍により、ベストセラーとなりました。

「伝える力」では、「話す」「書く」「聞く」の3つの能力を高め、伝える力を養う方法が紹介されています。
池上流のビジネススキルを学べる本です。


【「伝える力」の感想】

さすが!池上彰さんの本!
とても、わかりやすく書かれています。
難しいことをやさしく説明する能力は一級品です。

「池上彰といえば話術」と思うかもしれませんが、この本では「聞く力」と「書く力」も重視しています。
「話す」だけではなく、人の話を聞くことも重要なコミュニケーションと訴えます。
納得です。

しかし、この系統の本を多読している方にとっては、わかりきった内容ばかりです。
(池上彰さん、すいません)
ごく当たり前の内容ばかりで、目新しい内容はありません。
ちょっと悪くいえば、池上彰さんの名前で100万部売れたともいえます。

普段、ビジネス書や自己啓発書を読まない人は、ぜひ読んでみてください。
ビジネス書&自己啓発書の多読家の方は、スルーで良いと思います。



池上彰の学べるニュース(1)

池上彰の学べるニュース(1)

価格:1,100円(税込、送料別)
















もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2010年09月18日 (土) | 編集 |
評価☆
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎夏海 著

単行本:ダイヤモンド社(2009年12月)





【本の内容紹介】

この本は、小説の形式で、ドラッカー著の「マネジメント」をやさしく説明しています。
主人公は、野球部のマネージャーになった女子高校生のみなみです。

みなみは、野球部を甲子園に出場させたいと思っていたところ、偶然にも「マネジメント」に出会います。
「マネジメント」を丁寧に読みながら、みなみは、ドラッカーのマネジメントを実践していきます。

例えば、マーケティングとして、部員たちの希望や気持ちを聞いたりします。
次第に部員の意識も実力を向上していきます。
さらには、他のクラブにまで効果が波及していきます。
そして、野球部を甲子園の予選を迎え・・・

小説を読みながら、「マネジメント」の概要を学習できます。


【感想】

著者は、AKB48のプロデュースに携わった元放送作家です。
今回が初小説です。
初小説だけあって、悪く言えば、ヘタクソな小説です。
章の見出しがイマイチだし、文章表現もスムーズではありません。
ストーリーもベタベタです。

タイトルも長すぎです!
「高校野球の女子マネがドラッカーを読んだら」でよかったのでは?と突っ込みたくなりました。

ところが、小難しい「マネジメント」を小説化したアイデアは抜群です!
小説では、「イノベーション」「アウトプット」など聞き慣れない言葉が飛び交います。
これらは、普通に「マネジメント」を読んでいても理解できないかもしれません。
しかし、野球部の活動に例えると、スーっと頭に入ってくるのです。

難しいことをやさしく説明することは、容易ではありません。
一読して、「この本はすごい!」と思いました。
100万部売れただけのことはあります。

ちょっと恥ずかしい表紙ですが、ビジネスマンは読んでほしい1冊です。
欲を言えば、小説としての完成度が低いのが残念です。




【ドラッカーを読むなら】

小説の中でみなみが読んだのは、ドラッカーのエッシェンシャル版です。

概要版みたいなものです。



概要版といっても、それでも難しいと思います。


その場合は、図式化した本がわかりやすいので、かっこつけずに、わかりやすい本から読みましょう。











ヘッテルとフエーテル
2010年09月06日 (月) | 編集 |
評価☆☆
「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」
マネー・ヘッタ・チャン 著

単行本:経済界(2009年12月)




【ヘッテルとフエーテルの紹介】

主人公は、ヘッテルとフエーテルの兄妹。
兄のヘッテルは、いつもお金のことばかり考えています。
妹のフエーテルは、心配性でいつもお金のことで不安になっています。

この2人は、いとも簡単にお金に関する詐欺話にひっかかってしまいます。
その過程をグリム童話のパロディ調に語っていきます。

物語は「シンデレラ」や「裸の王様」を連想させる全8話で構成されています。
タイトルに童話と付いていますが、あえて実用書に分類しています。


【ぶっちゃけ感想】

「私は騙されたりしない」なんて思っていませんか?
そんなあなたに読んでほしい本です。

お金にまつわる詐欺は、巧妙化している上に、新しい手口が次々と発生しています。
しかも、詐欺的な手口を使うのは、悪徳金融業者や詐欺師だけではありません。
この本には、悪役として国や銀行まで登場するのです。

つまり、誰もが簡単に被害者になってしまう可能性があるのです。

紹介される詐欺は、オレオレ詐欺のような周知の詐欺ではありません。
知っているようで、詳しく知らない詐欺話が大半なのです。

例えば、最近CMに多い「複数の借金を整理します」という広告。
これには、どんな罠が潜んでいるかご存知ですか?
説明できない方には、ぜひ本を手に取ってほしいと思います。
物語を読むだけで、簡単に学ぶことができます。

自分の財産を守るのは、国でも、銀行でもなく、あなた自身の知識です!